原油価格、第2四半期に125ドルに達する可能性=JPモルガン
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「OPECプラスは直近会合で、3月も日量40万バレルの増産ペースを維持すると決定した」とのことですが、これは、コロナ禍の需要減に対応して減らした生産量を安易に従前の水準には戻さないとの意思表示。いわば減産の継続による高価格維持の宣言です。いまではロシア、サウジアラビアを大きく上回る世界最大の原油生産国になった米国の生産までが、バイデン大統領の脱炭素政策で落ち込んでいるのが日本にとって辛いところです。前回原油価格が100ドルを超えた2013年から14年にかけ、エネルギーを輸入に頼る日本の経常収支が赤字になって、ちょっとした騒ぎが起きました。政府が大きな財政赤字と借金を抱える日本の安定に、経常収支の黒字は欠かせません。原油価格が100ドルを超えて上がるとき、ガソリン代の上昇で懐が痛むのは甘んじて受け入れるにしても、国際収支にどの程度影響するかが気掛かりです (・・;