NY原油、終値95ドル台 7年5カ月ぶり高値
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記事のチャートをみてもわかるように、2014年以降は原油価格が一バレル100ドルを超えることはまずありませんでした。
背景には、アメリカのシェールオイル・ガス革命により供給量や、OPECきよる価格影響力が小さくなったことがあります。
しかし、ここにきて100ドル超えが目前になっているのは、ウクライナ情勢だけでなく、ESG経営やESG投資に代表されるように再生エネルギーシフトという要因が、オイル企業の掘削設備投資を抑制する動きがあるからと考えられるます。
実際、原油の掘削動向は依然としてコロナ前に戻っておらず、まだまだ原油価格は厳しさを増しそうです2012年頃に確か1バレル110円以上になった時も瞬く上昇との見通しが出てましたが、その後の米国のシェールガス開発の加速、脱炭素化による将来石油需要の減少懸念から大幅に低下しました。原油はコモディティ商品なので、値段が上がれば必ず安くなる調整が入ります。各予測機関が当面上昇と言い出した時がピークである。