Netflixドキュメンタリーの魅力 評論家がすすめる“ベスト10”
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個人的にNetflixはオリジナルドラマよりもオリジナルドキュメンタリーの方が面白いと思います。
記事にも出た「ジェフリー·アブスタイン」は本当吸い込まれるように見た記憶があります。1連の犯罪行為を時系列で並びながらドラマのように丁寧に解いていって、また途中挟まれる実際の関係者の現時点でのインタビューが現実感を増します。これ一本見終わるだけで、この前のイギリスのアンドル王子の職位剥奪に関する経緯やトランプ元大統領のスキャンダルがとても分かりやすくなりました。
似たような感じの作品で本当に面白かったのが、「The Serpent」「Manhunt UNABOBMER」とその後続作品の「UNABOBMER In His Own Words」です。「The Serpant」は厳密にはドキュメンタリーよりはドラマに脚色したものではありますが、フォーカスを当てる犯罪者を美化するこのなく描いているので良かったです。
「UNABOBMER」シリーズはよく作ったなと思ったのが、まずドラマがあって本人の実際のインタビューに基づいたドキュメンタリーがあるので、面白さも好奇心の充足も全部掴めます。まるで舞台裏が見れたような感覚でした。
Netflixにはもちろんこのような重たいドキュメンタリーだけではなく、軽く昼ごはん食べながら見れるシリーズもあります。「explained」シリーズは、「テーマ explained」とひとつのテーマに結びつけてひとつのシリーズを作っており、例えば「your world explained」だとインフレやでフレ、暗号資産、政治などといったこの世界で生きるために知っておくといい知識を分かりやすくテンポよく解説してくれます。「the mind explained」だと人間の脳に関しての話をしてくれます。
知らない世界が広げられて、それが生きる上で役に立つのにさらに面白いから最高です!これだけでも私はNetflixに支払う価値あると思っています。Netflixのドキュメンタリーは品質の高いコンテンツだが、犯罪系や企業汚職などの負の面を描く作品が多いので、一時視聴をし続けていた時に、気分が暗くなったので視聴を止めています。
でも、選べば学びを得られる作品もあり、ゲームチェンジャーという作品で、完全ベジタリアンではないですが、野菜を中心とした食生活に変えました。
肉食べて、あんなに血がドロドロになり、試合でのパフォーマンスも落ちるならと思うと、たまに肉食べた時の罪悪感が半端なくなりました。私が好きなネットフリックスのドキュメンタリーはテレビ東京で放映されていた「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。食うこと、すなわち生きること をテーマに様々な国の食事を紹介している番組です。ケニアのゴミ山暮らしの若者飯など、タイトルが毎回印象的で、それぞれに濃密なストーリーがあるところが私は好きです。そしてその映像を見させられて感想を言わされ、困っているお笑い芸人の小籔さんを見るのも面白いです。
東大全共闘も私の好きな作品の一つです。理由はその時代の若者に猛烈なエネルギーを感じるからです。世の中に不満を持っていて、俺が変えてやるんだと思っている人たちを見ることは、現代の若者にとって非常に重要だと思います。どれだけ今が受け身かを理解できます。