[北京 7日 ロイター] - 五輪に出場する各国の代表選手たちは、トレーニングと競技だけでなく、食事の量でも一般人をはるかに凌駕している。

1日にパスタ約24皿分に匹敵するほどの食べ物を摂取することは一般人には不可能かもしれないが、五輪代表選手、特に北京冬季大会のクロスカントリースキーの選手たちには可能だ。

カナダ代表のレミ・ドロレは「15分から20分おきに何か食べている」とし、「これはできるだけ筋肉のグリコーゲンをフルに保つため。常に食べ続けているため、時間があっという間に過ぎていく」と話した。

氷点下での過酷なレースでは、クロスカントリースキーの選手にとって炭水化物がエネルギー源となる。クロスカントリースキーの平均的な男子選手の場合、1日にラザニア20皿分の食事を取る必要があるとする研究結果が出ている。

常にカロリーブーストが必要なのはクロスカントリースキーの選手だけではない。ほとんど全ての五輪競技の選手は大量の食事を摂取することが必要。ドイツ代表のアルペンスキーコーチ、クリスティアン・シュワイガー氏によると、競技中やトレーニング中にも食べなければパフォーマンスは低下するという。

米国代表チームは選手のコンディションをピークに保つため、お湯で温めるだけで食べられる袋入りパスタなど、キャンピングフードを持参しているという。

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