「教師不足」の実態は、低賃金で不安定な非正規雇用の「リンサイ」不足-文科省の「教師不足」に関する実態調査に見る臨時的任用教員のあり方
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2022年1月31日、文部科学省による「『教師不足』に関する実態調査」の結果が公表されました。本記事では、本実態調査の詳細をレポートします。
令和3年始業式時点で不足していた教師の数は、小中学校・特別支援学校・高等学校合わせて2,558人で、教師不足が発生している学校の数は1,897校でした。また、本来担任ではない職務の教師が学級担任を代替しているケースは、小学校では474件ありました。
調査結果を見ていくと、「教師」不足=「臨時的任用教員等の講師」不足であり、不足は全国一律ではなく、地域によるバラつきがあることがわかりました。
よくメディアでは、「教師不足」と一括にされて報道されていますが、一括にしてしまうことで、問題の実態や構造がわかり難くなってしまっていると感じました。