育休が映す日米の未来
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>多くは日本の育休制度をうらやましく感じるだろう。男女とも子どもが原則1歳になるまで取得できる。国連児童基金(ユニセフ)は日本の育休を先進国で1位と評価した。
>日本の問題は制度がきちんとあるのに男性の取得が進まないことだ。2020年度の男性の取得率は12.65%。4月から男性の育休を取りやすくする改正育児・介護休業法が順次施行される。
子供が生まれる前と同レベルでの出力で仕事をこなしつつ子育てをするのは、ほんの一部の超人を除き無理ゲーであるという前提に立つと、
性別に関わらず子育て期間中(〜小学校卒業くらい)は育児を優先する、と言う選択がしやすくなると良いなと思いました。
私は実際にその選択をしており、ダディトラック(マミートラック)に乗っているような漠然とした不安感は無いわけではないです(だからこそ育休を取らない男性の気持ちも想像できる)。同時に、まぁ別に良いかとも思っています。
注目のコメント
・国連児童基金(ユニセフ)は日本の育休を先進国で1位と評価した。
・日本の問題は制度がきちんとあるのに男性の取得が進まないことだ。2020年度の男性の取得率は12.65%。
・4月から男性の育休を取りやすくする改正育児・介護休業法が順次施行される。
日本は育休の制度は一流だが、取得率は最低。という話を知らなかった。制度が整っているということは、日本社会のコンセンサスとして、育休は男性もとるべきだと考えているということのはず。
しかし、取得が進まないのは、いろんな記事で言われている通り、「職場に迷惑がかかる」「昇進に響くかもしれない」という不安。
これは、メンバーシップ型雇用に起因するのではないか?
ずっとその職場に残り続ける前提であれば、育休を取らない同期の方が多くの仕事を経験できる。そこで社内キャリアに傷がつくことを懸念すれば、育休をとりにくいという気持ちも理解できる。
一方で、キャリアは複数の会社で築いていくもの、というジョブ型の意識があれば、社内の業務経歴にこだわる必要はないので、育休の取得にも積極的になるだろう。(なぜなら取らないと損なので)
男性の育休取得率を向上させるためには、育休制度そのものを充実させるだけでは不十分。“個人としてのキャリアを会社に依存しない”という個々人の意識改革が必要。