「クリエティブ」が強調される時代において、「職人」である意味は?
COMEMO
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注目のコメント
世界で活躍する優秀な日本の職人。でもその評価には言語化されにくかった「植民地構造」があったことに気づかされる論考です。職人をめぐるステレオタイプから脱出することが必要ですね。職人、デザイナー、アーチストの違いの解説も、的確な例を引かれていて、わかりやすい。
「椅子とは四本の脚があり座面があるものと考え作るのが職人。デザイナーは階段の一つに座布団をおいたのも椅子と考える」
「職人は扱う材料と技術の枠組みでの伝承をメインにおき、アーティストはアート史のなかでの評価に注意を傾ける」
なるほど、ですね。行政がやるべきことにまで言及されており、職人の尊厳を大切にするということを考えると、自然に、そのような政治的な領域に踏み込まざるを得ないことがわかります。