「Web3.0」の説明にピンとこない人が多い根本原因
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最初の方の説明や図式は確かにわかり易い。最近は「中央集権ではなく分散化」というweb3のスローガンが弱くなりつつある中で「ユーザーをサービスの株主とみなし、運営と成長に参加してもらおう」というのは良いストーリーかもしれない。実際にブロックチェーンの技術がその仕組みを作るのに適していそうな気もするし、DAOやNFTプロジェクトで面白い事例は出ていると思います。
ただ、この記事でも、ブロックチェーン技術の活用方法含めて、供給側の論理に終始していて、マジョリティの需要側のメリットが明示されないことが根本原因だと思います。世の中の大多数はクリエイターでもビルダーでもなく、消費者なので、そんなアクティブにコミュニティに貢献したいなんて思っていない。快適なユーザー体験を提供してくれるweb2.0のプラットフォーマーのサービスを消費するだけで満足する人がマジョリティ。
そこで、そんな消費者も惹きつけるための、web3の主力エンジンが、この記事でも触れられている「金銭的リターン(の期待)」です。これは皮肉でもなんでもなく、web3推進者が堂々とfinancilization of everythingと言っています。
でも、世の中の人達が皆、金銭目的だけで行動するんだろうか。また、そんな世界は望ましいんだろうか。純粋に好きだからファンとして無償の応援活動をしている人達と、金銭目的で参入してくる人達が同じコミュニティで共存出来るのか。金銭目的の人はリターンが大きそうなコミュニティを見つければすぐに移動するので、持続可能な組織にならないのではないか。というあたりが、構造的な課題だと個人的には認識しています。
【細かい点】
・主流の表記はweb3かWeb3であり、Web3.0はほぼ見たことないですね。
・ビットコインはweb3の代表的プロダクトではないです。ジャック・ドーシーを始めとしたビットコイン信者はweb3を潰そうとしてます。
【参考】
シリーズで2万字位ありますが、twitterのクリプト界隈でも好評頂きましたので、ご興味あれば。
Web3の「外の人」が調べまくって得た6つの視点
https://coralcap.co/tag/web3/これらは既存の資本市場の裾野に参加ハードルの
低いエリアを設けるものといえる。
株式や為替以外の資本市場に多くの人々が参加できるようになる点が本質の一つなのですね。
Web3.0の世界に「公平さ(Fairness)」は
あっても、民主主義的な「平等(Equality)さ」
は担保されていない
格差は残るにせよ、ピラミッドの形が変わり新たな中間層が増えるかもしれません。中間層復活は期待なのですが、投資マインドの低い日本は出遅れそうな予感もします。一番の問題は、言ってる話と実現できてる話に乖離があるから。やりたいことけどやれないことを言って金を稼いでいるから。法整備も含めた「技術」としては技術的に追いついていないから。それでも盛り上がってるのは世界に金が余ってるから。なんで余ってるか、になるとここが俺がよくわからないところ。
「まだ出来てないけど、話を信じてみんなが金を出してくれているうちに必死に頑張って現実にしちまおう」つうイーロン マスク作戦は、Web3.0に関しては効かない部分が多い。