ソニー、営業益1.2兆円 通期予想を上方修正
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今回の上方修正には、GSN Gamesの事業譲渡にともなう利益702億円を中心とした映画事業の貢献が半分以上を占めます。とはいえ、映画以外もゲームで3000億円超、音楽とエレキも2000億円、イメージング(カメラ)と金融も1500億円と全てのセグメントで「意味のある収益」を叩き出せる事業ポートフォリオへ変貌を遂げています。
本社費配布前であっても一番利益率の低いエレキ・金融事業ですら10%に迫る営業利益率、それ以外は15-20%と極めて高い収益性を誇ります。
ゲーム、映画、音楽、エレキ、カメラ、どの事業も競争は激しく、圧倒的No.1になるのは難しいものの、グローバルTop3の競争に割り込めるだけの競争力を有するポジションまで引き上げてきました。
まだまだGAFAMとの規模の差は大きいですが、意味のあるM&Aを実行できるだけの財務基盤も徐々に固めつつあります。これからの1手1手が大きく事業価値を左右するでしょうし、これから自動車分野で個人との接点をさらに増やそうと生き込んでいます。
これまで営業利益トップはトヨタとソフトバンクの独壇場でしたが、次の1手次第で数年後にソニーが一位の座についてもおかしくないですね。楽しみにしていきましょう。ソニーが過去最高の営業利益の見通しで快進撃が続きます。
これまでの閉塞感がウソのように、かつてのイノベーティブな体質が蘇っているようです。トヨタとともにぜひ世界に伍して戦う日本企業のシンボルとして産業界を牽引してもらいたい。ソニーグループは2022年3月期の営業利益が前期比26%増の1兆2000億円になる見通しだと発表。
あまり明るい話題がない日本の企業において、SONYの存在は大きい。
10年前には赤字だったものを平井前社長が黒字転換し、その後の快進撃を吉田社長が推し進めている。
投資先の選択と集中が非常にうまく行っているように思う。
TSMCが日本に新設する半導体工場への出資、EVへの参入のため新会社を設立等、近い将来を見据えた投資が記事では紹介されている。
これまでもソニーは事業間のシナジーを生み出し、数々のヒット作やサービスを生み出してきた。最近で言えば鬼滅の刃が良い例だろう。アニメがヒット→映画が大ヒット→主題歌の「炎」がレコード大賞受賞。
今後も多くのシナジーを生み出し、さらなる成長が期待できる。