[1日 ロイター] - 米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)による人気ゲーム「ワードル」買収が、ソーシャルメディア上で騒ぎとなっている。愛好家は、英単語を当てるこの無料ゲームが有料化されるかもしれないことを懸念している。

NYTは先月31日、ワードルを数百万ドル(金額非公表)で買収したと発表した。NYTは既存・新規の利用者に、ゲームは「当面」無料だと説明した。この発言を受け、NYTが近く、購読者でないと遊べないようにするとの見方がソーシャルメディアの一部利用者の間で浮上した。

あるユーザーはツイッターに「NYTは多くの人々が気に入っている素晴らしくシンプルなものを奪った。疲れ切った暗い時代を過ごす私たちのちょっとした楽しみだ。NYTは、ワードルを有料購読者でないとアクセスできないようにするとほのめかした」と投稿した。

ワードルは、1日6回以内で5文字の英単語を推理するオンラインゲーム。

NYTは核となるニュース以外でも有料購読者の拡大を狙っている。ゲームやパズルは、利用者を同社のアプリやウェブサイトに引きつける戦略の中で重要な部分を担っている。