2022/1/31

【新常識】ストレスは、実は「財産」である

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この記事は、Quartzによる会員向けニュースレター「How to(ハウ・ツー)」から一記事の翻訳です。
コロナ禍が始まってから2年。なにかとストレスのたまる毎日を快適にしてくれるはずのアイテム(クリスタルやマイクロバイオームパウダーや加重ブランケットなど)が、実はほとんど効果なしであることに、あなたも気づいてきた頃だろう。
どんなにセルフケア商品を使っても、あるいは、人生のどんなステージにいても、ストレスとプレッシャーはなくならないのだ(ただし、特権とマネーはある程度負担を軽減してくれる)。
でも、ストレスから逃れるだけが、唯一のストレス対策ではない
もちろん、ストレスフルな状況に対する生物学的反応を管理して、燃え尽きを回避することは重要だが、プレッシャーから反射的に逃げるのではなく、共存することだってできるのだ。
欧米文化で人気のストレス対策に登場した「ネクスト・ステップ」とでも呼ぼうかと、カナダのカウンセリング会社サードファクターのデーン・ジェンセンCEOは提言する。
ジェンセンは長年、プレッシャーの中でも優れたパフォーマンスを上げる方法を研究してきた。それによると、ストレス管理が初めて欧米文化で大きな関心を集めたのは数十年前のこと。その後、レジリエンス(再起力)のブームがやってきた。
そして最近は、ストレスを財産とみなす研究が増えている。ストレスが健康とウェルビーイングを改善するという説は新しいものではないが、コロナ禍によって、人々に受け入れられやすくなったようだ。
こうした専門家たちがどんな提案をしているか紹介しよう。
INDEX
  • ①なぜ、ストレスが「良いこと」に?
  • ②プレッシャーの「方程式」を理解せよ
  • ③セルフケアに関する名言
  • ④英語でもっと学ぶ
  • ⑤⏱️おまけ

①なぜ、ストレスが「良いこと」に?

まず、はっきりさせておこう。