[26日 ロイター] - 米モデルナは26日、開発中の新型コロナウイルスのオミクロン変異株に特化したワクチンについて、追加接種(ブースター接種)の中期臨床試験を開始したと発表した。米ファイザーも前日にオミクロン特化ワクチンの試験開始を発表している。

モデルナの試験は18歳以上の人を対象に行う。同社の従来型ワクチンを2回接種済みの人にはブースター接種の効果を試験し、従来型ワクチンでブースター接種を受けている人にも投与して反応を試す。

この2グループで各300人程度の被験者が参加する予定。

米疾病対策センター(CDC) は21日、オミクロン株感染について、ファイザーやモデルナなどが提供しているmRNA型のワクチンを3回接種することで入院リスクを90%引き下げられることが3件の研究結果で示されたと明らかにした。

一部の国は追加的なブースター接種を開始しているが、イスラエルで最近発表された予備研究では、4回目のワクチン接種は3回目と比べて抗体量が一段と増加するが、オミクロン株を防ぐ効果は十分ではない可能性があることが分かっている。