[東京 27日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比128円55銭高の2万7139円88銭と反発した。25─26日に開かれたFOMCでは3月に利上げ開始の可能性が示唆されたものの、サプライズではなかったことから過度な警戒感が和らいだ。ただ、上値は重く、日経平均は2万7000─2万7200円のレンジ内でのもみあいが継続している。

26日の米国株式市場は横ばい。足元の時間外取引の米株先物はプラス圏でのしっかりとした値動きとなっている。FOMCでは、3月に利上げ開始の可能性が高いことを示唆したと同時に、3月に債券買い入れを終了させ、その後保有資産の大幅な圧縮に着手する計画を改めて示した。

TOPIXは前営業日比0.50%超高の1900ポイント近辺。東証33業種では、水産・農林業、その他製品、精密機器を除く30業種が値上がり。海運業、鉱業、保険業、卸売業、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。