[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の車載ソフトウエア子会社カリアッドと同国の自動車部品大手ボッシュは25日、VW車向け自動運転ソフトウエアの開発で組むと共同発表した。開発ではVWからのデータを活用する。投資金額は明らかにしていない。

開発するソフトは都市部や高速道路などでの手放し運転を目指す「レベル2」向けと、高速道路での完全自動運転を目指す「レベル3」向け。レベル2ソフトのVW車への搭載は来年始める計画だ。

ボッシュ幹部は電話会見で、共同開発したソフトはいずれVW以外にも出荷したいと述べた。

両社は先週、バッテリーセル工場への製造機器納入で協力する合弁設立も発表している。

VWは同社へのソフト供給のうちカリアッドからの比率を2025年までに60%にすることを目標にしている。カリアッド設立は20年で、初年度の供給実績はVW全体の10%だった。