[25日 ロイター] - 米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが25日に発表した2021年第4・四半期(12月31日まで)決算は、携帯電話契約件数が予想以上に増加した。次世代通信規格「5G」サービスの積極的な展開により、22年も好調な推移を予想している。

第4・四半期の加入者数は55万8000件増となり、調査会社ファクトセットがまとめた予測値平均の54万6400件増を上回った。携帯電話ユーザーの3割超が5G対応機を所有しているという。

インターネットメディア事業を展開する「ベライゾン・メディア」の売却を除く営業総収入は341億ドルだった。リフィニティブのIBESによると、市場予想は340億1000万ドルだった。

純利益は47億ドルと、前年同期比で小幅増加した。一時的項目を除く1株当たり利益(EPS)は1.31ドルで、市場予想の1.28ドルを上回った。

2022年通期の調整後EPSは5.40─5.55ドルと予想。アナリスト予想は5.39ドル。22年の無線サービス収入は9─10%の伸びになると見込んでいる。