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バイデンのアメリカ 忍び寄る「左翼文化革命」

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    拓殖大学大学院 客員教授

    バイデン政権のリベラル風発言が目立つ。「左翼文化革命」という指摘は的外れの指摘ではない。米国が世界の指導者を演じていたときは国際社会の緊張が高まったとき「米国は軍事的手段から外交的手段まで、あらゆる手段を持ち合わせている」と言ったものだ。トランプ大統領は「外交的手段も軍事的手段も」と語りながら、米朝首脳会談を3回も実現してしまった。バイデン政権は「対話で解決する。だめなら経済制裁を強化する」と語ることが多いが、米朝関係は膠着状態のまま1年がすぎた。
    民主党内の保守グループは沈黙することはないだろう。共和党のトランプさんはバイデン政権を「共産主義者」と呼んでいる。バイデン政権への米国内の支持が低下して、2022年の中間選挙で民主党が敗北して、トランプさんの勢いが増したとき、その後のシナリオ、2024年の大統領選挙はどうなるか、目を離せない。


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