[22日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)のヤンキースなどで通算13勝を挙げたセルジオ・ミトレ元投手(40)が、メキシコで女児を暴行、殺害したとして有罪となり、懲役40─60年の実刑判決を受けたことが分かった。

ミトレはメキシコリーグでプレーしていた2020年7月13日に薬物所持容疑で逮捕。その3日後には元交際相手の連れ子の女児(当時1歳10カ月)に性的暴行を加え殺害した容疑で再逮捕された。

2003年にカブスでMLBデビューを果たし、マーリンズ、ヤンキース、ブルワーズと渡り歩いた。09年にはMLBの薬物規定に違反したとして50試合の出場停止処分を受けた。MLB通算で先発64試合を含む143試合に登板し、13勝30敗、防御率5.21の成績を残した。

2014年シーズンには日本プロ野球の楽天に育成選手として所属したが、支配下選手とはならず、1年でチームを去った。その後もメキシコリーグで現役を継続していたが、逮捕後は無期限の出場停止処分を受けた。