コロナ禍で手に入れた「食というエンタメ」をチャンスにする ロイヤルホールディングス菊地唯夫と「おいしい経済」楠本修二郎が語る「外食の希望」
コメント
注目のコメント
朝食は家で、昼食は会社で社食か弁当、夕方上司につかまり会社の近所で1杯飲んで、自宅で家族と同じ夕食を食べる。金曜夜は同僚と外食、週末は月に何度かいつものレストランで家族サービス。
昭和のお父さんの食スタイルは、家食外食がくっきり分かれていて、たまにお土産のおでんの缶が越境するくらいだったなと記憶しています。
時間と場所の制約がなくなり、内食中食外食の垣根がなくなることで、外食企業にとって胃袋マーケットの規模は格段に広がります。
一方で、レストランと異なり、目の前にないお客様の食卓を、いかに正しく理解できるかということが、中食内食含めたチャンスを掴む肝になるような気がします。
小さな例ですが、自社の冷凍食品の場合、同じDINKS世帯の食卓でも、夫婦で必ず同じ商品を召し上がる世帯もあれば、各々冷凍庫から好きな商品を取り出し、同じ食卓で違う食事する方も。両者から求められる「美味しさ」は同じでも、どちらの食卓に合わせるかによって、商品設計は異なります。
属性だけでは計れない、多様化した食のライフスタイルや価値観に寄り添い、お客様の食卓から逆算した価値提案をしていくことで、外食企業の「食」域を広げていきたいですね。