[20日 ロイター] - アメリカン航空が20日に発表した第4・四半期(12月まで)決算は損失が縮小した。ホリデーシーズン中の堅調な旅行需要が寄与した。

国内線や短距離国際線の需要は2019年の水準に近づいているが、長距離国際線の需要は依然として厳しいと指摘。また、新型コロナウイルスの新たな変異株出現に伴う旅行需要の変動により、計画策定が「史上最も困難」な環境になっているという。

第1・四半期(3月まで)の輸送能力は19年の同四半期と比較して約8─10%減少すると想定。通期では19年比で5%減少するとした。

第1・四半期の売上高はオミクロン株の影響により19年第1・四半期比で20─22%減少する見込み。

第4・四半期の調整後1株損失は1.42ドル。前年同期は3.86ドルの損失だった。市場予想は1.48ドルの損失。

営業収入は94億3000万ドルと、前年同期の40億3000万ドルから増加した。