貿易収支が2年ぶり暦年赤字、原油高で輸入増 挽回生産後ずれも
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政府が巨額の赤字と借金を抱える我が国にとって経常収支が黒字を維持し、資源を輸入に頼る以上貿易収支も均衡していることが重要ですが、我が国が貿易収支で経常収支の黒字を稼ぐ国から所得収支で稼ぐ国に転じて久しいので、輸出も輸入も増える中で貿易収支が多少の赤字になること自体は驚くにあたらないように感じます。ただ・・・
金額ベースで輸出が前年比21.5%増えたのに対し輸入が24.3%増えて貿易収支が赤字になったわけですが、数量ベースで見ると輸出が12.1%増えたのに対し、輸入は5.1%しか増えていないのが気になります。日本が輸入に頼る資源の大幅な値上がりに円安が加わって輸入数量がさして増えない中で輸入額が増えているのに対し、輸出の側はコストを十分反映した価格設定ができず金額が伸び悩んでいる可能性がありますから。 (・・;財務省が20日発表した貿易統計速報によると、2021年暦年の貿易収支は1兆4722億円の赤字となりました。赤字は2年ぶりで、年前半までは黒字を確保してきたが、後半は世界的な原油高で燃料輸入が膨らんだとのことです。
詳しくはこちらをどうぞ。
・令和3年分貿易統計(速報)の概要
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2021.pdf
・令和3年12月分貿易統計(速報)の概要
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2021_12.pdf