新連載:安倍晋三元首相「経済を成長させていく情熱を見せるべきだ」
日経ビジネス
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注目のコメント
アベノミクスが成功したと思っている人はいないでしょう。
あれほどの金融緩和を行ったのにも関わらず、インフレ率はさっぱり上がらず、デフレから脱却出来なかった。その検証も行わず、いまだにアベノミクスがどうのなど、よく言えるもんだ。
安倍総理の様々な疑惑については今回は関係無いので触れないが、アベノミクスの失敗の理由は明らかです。
日銀にあれだけの国債を買わせたのにも関わらず、その金を実態経済に回さず、ETFを買いまくり、株価が上がる事ばかりに金を使ったからだ。
結果として株価は実態経済を反映しないほど上がり、富裕層は儲かり格差は広がり、あたかも安倍元総理の経済政策が上手く行っていると騙された人が続出した。
企業も株価が高い為、コーポレートガバナンスが効いているとは言えない状態になり、無能な経営者が温存されてしまったと評する専門家もいたほどだ。
アベノミクスを乱暴にまとめると、所謂三本の矢。一本目は的を射たが、二本目はわざと的を外し、三本目は放たれていないと思っています。マネーストックが増えなかったのだ、インフレ率が上がるはずがなかろう。デフレを放置したのも同然だ。
それでも岸田総理よりはマシだが。
アベノミクスの功罪を検証し、デフレ脱却の着火剤となる経済政策を組まなくてはならない。