大規模な金融緩和を維持する日銀、黒田総裁の発言に見る健全とは言えない姿

コメント

選択しているユーザー

• 清水 誠

  東京国際大学 教授

  ・2022年01月19日

  「黒田総裁は利上げ議論を否定したが、仮に頭の体操すらしていないのであれば政策当局として失格だ。現在は利上げをするような状況ではない。しかし、将来の議論すら封印する現在の姿は、とても健全とは言えない」とのコメントがついているが、2016年に発表されたオーバーシュートコミットメントとはそういうもので、実際には公にしないところで様々な検討がされているだろう。それよりメディアの報道も含め、何をもって緩和が強力であるのか？その強力な緩和で具体的にどのような効果があるのか？何故緩和は強力なのに大した効果が出ないのか？訊いてみたい。