[ロンドン 17日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは17日、英国で19日から予定していた米ビザのクレジットカード利用停止を見送る方針を示し、決済手数料を巡る問題解決に向けて同社と協力していると明らかにした。

アマゾンは昨年11月、英国で発行されたビザのクレジットカードについて、手数料が高額だとしてアマゾン英国サイトでの利用を1月19日から停止すると発表していた。

アマゾンは顧客へのメールで利用停止を見送る方針を通知し、「Amazon.co.ukで引き続きビザカードを利用できるようにするための解決策についてビザと緊密に協力している」と伝えた。

ビザの広報担当者も17日、両社が合意に向けて緊密に協力する間、1月19日以降もビザカードを利用できるとした。

ビザは11月、アマゾンが顧客の選択肢を制限しようとしているのは非常に遺憾と述べていた。

英国は欧州連合(EU)からの離脱で、EUが定めるクレジットカード手数料の上限が適用されなくなった。