[東京 16日 ロイター] - 南太平洋の島国トンガ沖で日本時間15日午後1時10分ごろ、海底火山が大規模な噴火を起こした。首都ヌクアロファをはじめ、日本や米国にも津波が到達した。
噴火したのは、ヌクアロファの北約65キロにある海底火山「フンガトンガ・フンガハーパイ」。オーストラリア気象当局によると、噴火により高さ1.2メートルの津波が発生した。
日本の気象庁は16日未明、奄美群島、トカラ列島、岩手県に津波警報を発出。北海道から沖縄県にかけて広い範囲に津波注意報を出した。
ヌクアロファでは高さ83センチの津波が観測された。
フィジーは津波警報を発令し住民に海岸に近づかないよう呼び掛けた。
ニュージーランドは、北島と南島に津波注意報を出し、潮位などの急な変化がみられると予想した。
米国立気象局は、オレゴン州とワシントン州南部に津波が押し寄せると予想した。アラスカとハワイでは高波が観測された。
*動画を追加しました。