揚水発電所がフル稼働 再生エネ電力の需給調整

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• 林田 修一

  世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表

  ・2022年01月16日

  揚水発電は電力の需給の変化に柔軟に対応できる点で優れています。近年、脱炭素のトレンドの中で再生可能エネルギーのシェアが増えてきていますが、風力や太陽光などの再生可能エネルギーは基本的には天候に依存する不安定な電源であることから、需要に合わせて使用する電力をどのように蓄電されるかという点が重要となってきています。水力発電については貯水池に太陽光発電パネルを浮かべて発電する浮体式発電も増えてきています。貯水池は、通常使用されていないことが多く、太陽光発電により日中の発電を増やし、水力発電の利用をセーブしたり揚水に使用できます。また、今後は貯蔵手段として水素が注目されています（揚水や蓄電地に比べてロスが少ない点も含めて）。