「子ども食堂=貧困対策」ではない!子ども食堂の現状とジレンマとは?-地域の多世代交流拠点としての子ども食堂
Eduwell Journal
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注目のコメント
このような発信は本当にありがたい限りです。
一方でこども食堂の実態を本当に世間に理解してもらうためにはどうしたら良いかというのはむすびえ内でも常に議論になっています。
地域としての多世代交流拠点と謳っていますが、なかなか浸透して行っていないのを課題認識しています。
泥臭いですが、私自身も周囲の人にこども食堂の実態を地道に伝えるようにしています。実際の運営実態とは乖離し、 子ども食堂への貧困対策のイメージが根強く残っていることは、地域をまわっている中でも強く実感します。
2021年12月22日に、子ども食堂の支援を行っている認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが1年ぶりに各地域ネットワーク等と共に最新の調査結果を公表しました。
今回の調査結果を発表する際、「むすびえ」が強調したのが、子ども食堂について、「『貧困対策』と書かないで。スティグマをつけないでください。」という点です。
調査結果からも子ども食堂は、貧困の子どもを支援するためのものではなく、多世代交流拠点としての「地域のみんな食堂」となっていることがわかります。
本記事では、2021年全国箇所数調査及び第1回全国こども食堂実態調査の結果をレポートし、子ども食堂の現状と課題について考えます。