完全人工環境下で産卵時期をコントロールしたサンゴが抱卵イノカが発表
コメント
注目のコメント
東大発のスタートアップ、イノカが完全人工環境下で産卵時期をコントロールしたサンゴの抱卵に国内で初めて成功したことを発表しました。
*完全人工環境・・・人工海水を使用し、水温や光、栄養塩等のパラメーターが独自IoTシステムによって管理された水槽(=閉鎖環境)
プレスリリースで関西大学先端科学技術推進機構の上田正人教授が非常に興味深いコメントをされています(「」部分)。
脊椎動物の骨とサンゴの骨格には類似性があることから、今回のブレークスルーは「骨再生の研究分野にも大きく貢献するものと期待」しています。
イノカ社プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000047217.html今回の実験では、環境移送技術を活用し沖縄県瀬底島の水温データを元に、自然界と時期をずらして水温を同期することで、抱卵時期のコントロールに成功。
再現性の高い完全人工環境下での抱卵実験に成功したことにより、自然界では多くのサンゴ種が1年に1度と限定的な抱卵を、人為的に導くことが可能となった。さらに、完全人工環境下におけるサンゴ産卵成功に向けた実験を継続しているそうです。