アサヒ、「生ジョッキ缶」生産体制を強化 昨年の5倍に
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本商品を飲んだ際、「泡は上から見ても分からない」「泡の層厚こそ視覚から来る満足感」という気付きがあり、商品としてのリピートは無い印象でした。
周囲からもリピートの声は聞こえませんでしたし、今後ジョッキ缶へ移行するイメージは無いですから、未だ飲めていない顧客分の需要はありそうですが、5倍という数字程の需要があるかは疑問ですね。販売戦略の変化も必要か。
まず、現時点でアサヒビール社がどのような販売戦略であるかは当然わかりません。
そこを前提に。
販売当初はコロナ禍による家飲みへの店舗生ビールの代替品でした。
そして、缶ビールで泡立つのは少なくともビールの味以上に愛飲者を楽しませたことでしょう。
この点でも売り切れ続出となる消費者ニーズにハマってました。
さて、今回の増産。
ある程度、店舗飲食が再開された中で家飲みで選択肢の中に入るか?
少し冷蔵庫に余裕のある方ならばグラスを冷やしてビールを注いで飲むものと比較してしまいます。
これは大多数の場合、冷えたグラスに勝機があるでしょう。
ただし、グラスを洗わなくてもいいし缶ビールを冷やしておけば、グラス同様にグッと飲める気分は当該商品にも利はあります。
これから春、夏にむけてはアウトドアでの需要には、このジョッキ缶のスタイルは便利であり需要も高まるでしょうね。
という販売戦略であれば増産体制を今から整備し、販売チャネルへの訴求していくにはタイミング的には「今」なのでしょう。
ジョッキ缶はビールを売るなら、スーパードライと何らかわらないものですが、「スタイル」を売るならニーズはまだまだ発掘できるでしょうね。乱暴に見たらワンカップ酒のビール版のようなもので、いわゆる「その手があったか、なんで気がつかなかったんだろ」という感じです。味や風味で勝負ではなく容器で勝負するところが発想の転換というか、考えて形にしたアサヒの中の人すごいと思いました。