米一般教書演説、3月1日に バイデン氏、対中発言注目
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昨年末から2月1日案と3月1日案のどちらかで調整されていました。より粘って政権と所属政党がPRしやすい材料を作ることができる日程を優先。
一般教書演説は、議会に政権が行った過去1年の政策やその効果などの状況を説明し、さらに必要な政策を議会(対立党を含む)に法案化してもらうように進言・説得するのが本来の役目。分極化が進む中「大統領対議会」の構図が崩れ、「大統領の政党対対立党」となり、演説は大きく変貌。政権と所属政党のPRの場でしかないです。
ただ、これから一般教書演説までに何ができるか。これから山場となる参政権確保の法案も、超軽量版「ビルドバックベター法」もはマンシンが立ちはだかっています。だいぶ遅いな…。オミクロン株の蔓延ということもあるのだろうが、中間選挙の選挙戦が本格化する時期に近づけたということなのだろうか。どうもバイデン政権、内政、外交とも動きが遅いという感じがしないでもない。
これまでにない遅い一般教書演説です。コロナ禍というよりも内政の混乱も関係しているようです。アフガン撤退での失敗以降、中国に対して劣勢が目立つバイデン政権。これまでのような中国に強硬スタンスを打ち出すのか、注目しています。