[北京 7日 ロイター] - 中国国家市場監督管理総局系メディアの中国質量新聞網は、米小売り大手ウォルマートがサイバーセキュリティー法に違反したと報じた。

深センの警察は昨年11月下旬、同社のネットワークシステムに19の「脆弱性」を見つけたが、同社の対応が遅いと批判しているという。

ウォルマートは是正措置を命じられた。罰金の有無や脆弱性の詳細は不明。

同社と深セン警察のコメントは取れていない。

地元メディアによると、ウォルマートは新疆ウイグル自治区の製品をアプリや店頭から排除したとして中国国内で批判を浴びており、系列の会員制スーパー「サムズ・クラブ」で会員の脱会が相次いでいる。

中国共産党の汚職監視機関である中央規律検査委員会もウォルマートとサムズ・クラブを「愚かで短絡的」と非難している。