成長の未来図(3)コロナが促す大転職時代
日本経済新聞
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コロナによって、これまでの「あたりまえ」が崩壊したように感じます。その結果、年功序列の終身雇用という文化の中で働いていた人たちも、これまでの「あたりまえ」から抜け出して、新しい働き方・自分にあった働き方のできる組織へ移ることが増えると思われます。
企業にとってこのタイミングを「優秀な人材を確保しやすくなるチャンス」と捉えられるかどうか?そしてそういった人材を受け入れるための投資ができるかが、今後の企業成長のポイントになるのではないかと考えます。年功序列終身雇用は高度成長期には最適な制度だったと思うが、今の成熟期停滞期では、みんなで一緒に落ちていくだけの制度になってしまっていて、時代にあっていないと思う。全部欧米の真似すれば良いとは思わないが学べることはたくさんある。
コロナ前は転職理由の多くが、人間関係、労働環境、賃金だったが、コロナ後はそれが新たなチャレンジやスキルアップというケースが増えている気がする。
在宅の時間でキャリアについて内省する時間が増え、オンライン面接の一般化で活動に時間がとりやすくなり、転職活動が時間勝負ではなく、質勝負になり、厳選して次のキャリアを選べる環境が整ったことによるのではないでしょうか。