政権交代なら対中揺り戻しも=コロナ対応で与党支持低迷―豪、5月までに総選挙
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オーストラリアで与党と野党の支持率が伯仲しているとの話は意外だった。保守連合下のオーストラリアは、安全保障と外交分野では米国との関係強化を進めて「AUCUS」創設に加わり、日米豪印の協力関係を推進して次々とニュースになる政策を打ち出してきた。これはオーストラリアの長期的な立ち位置を決める決断だった。新型コロナウイルス発生の経緯や感染拡大が続くなかで国際社会は中国に対して厳しい目を向けていることを考えると、豪保守連合の支持率は高まったと考えてしまう。キーティング元首相は「台湾は豪州にとって重要な利益ではない」と述べた。日本としては次回選挙で野党が勝利したときは保守連合の対中政策が正反対になることを予想しておく必要がありそうだ。