米民主党重鎮の元上院議員死去 ハリー・リード氏
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一つの時代の終わり。先日亡くなったドールらとともに長年上院の顔でした。貧困と複雑な家庭環境の中から苦労して上院のトップにまで上り詰めたユニークな人物。学生時代はボクシングをやっていたというのも驚きです。
政治家としてはこの記事にある「オバマケア」よりも、民主党が多数派だった2013年、フィリバスター(合法的議事妨害)の例外事項を院内総務としてまとめてしまったことが何といっても大きいと思います。過半数の賛成で通すことをみとめる、この「核オプション」の政治的な影響はあまりにも大きい。
その後、今度は共和党が上院の多数派となった際、最高裁判事まで適用となり、トランプ政権では3人の保守派判事がかつてならフィリバスターで止められたはずの数の承認賛成票しかないのに任命承認されました。2013年当時から「核オプションは自らの首を絞めるのは明白」と何度も言われてきましたが、最高裁の超保守化をみると、実際、その通りだと思います。
また、民主党議員の中ではNRAに最も近い議員であり、長年、自党が提出する各種の銃規制を真っ先につぶす役割を担ってきました。NRAとは良好な関係を築いてきましたが、最後は喧嘩別れでした。