[ワシントン 21日 ロイター] - ドンフリード米国務次官補(欧州・ユーラシア担当)は21日、ロシアとの2国間関与が年明け1月に行われることを確信していると語った。

ロシアによるウクライナ国境付近での軍備増強を巡り緊張が高まっている。ロシアは先週、西側諸国との交渉に際して安全保障上の要求項目を示し、NATOが東欧とウクライナで軍事行動を放棄することなどを促した。

ドンフリード氏は、ロシアの提案を巡る協議を開始する日程は、ロシアとの合意の下決定されるとし、「いかなる対話も相互主義に基づき、ロシアの行動に対する懸念に対処し、欧州の同盟国やパートナーとの完全な連携の下で行われる必要があることを米国は明確にしている」と語った。「欧州抜きで欧州の安全保障について協議することはない」とも強調した。

また、米国が今後数週間、数カ月にわたり、ウクライナに軍装備品などの提供を続け、ロシアがウクライナに侵攻すれば、追加の防衛物資を供与する計画とした。