JR東海が「愛知県の離島」キャンペーンに注力する理由とは
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JR東海の観光キャンペーン「ずらし旅」のディスティネーションとして愛知県の離島が選ばれています。お隣の三重県出身者としては「安乗フグ」と「潮騒タコ」を自慢したいところですが、日間賀島の海産物が美味しいことも知っているのでどちらも良きライバルとして売れて欲しいですね。
「ずらし旅」については、３密回避がきっかけとなりスタートしたものですが、国内宿泊旅行の短さや休日に集中するなどの構造的な旅行需要の偏りに対する取り組みでもあります。特定季節、曜日、時間帯からオフピークを進めたいという旅行業界の思惑も理解できます。しかし、この課題を解決するには基本的に休暇制度が整備され（以前から指摘しているILO132条への批准）、全ての就業者が長期休暇を取得可能な状況にならない限り根本的な解決はできません。
この様な現状に合わせた旅のしくみとして、JR東海「ずらし旅」には引き続き新しいディスティネーションと楽しい滞在のあり方を提案してもらいたいと思います。海外旅行になかなか行くことができない昨今、日本の離島は沖縄・鹿児島だけではなく、伊豆七島や愛知の離島など「島時間」や「非日常」としてはニーズがとてもあると思っています。
島の受け入れ体制やコロナへの過敏さが気になりますが、コロナで日本の離島は注目をあびるチャンスだろうと思っています。日間賀島でも働いていた経験がありますが街からほどよい距離で、程よい旅感（異文化感）もあり日帰りもできるなど愛知県が推す理由がすごく分かります。そこから先の戦略とかについてはなるほど、と思いますが大きな資本の力でそこに住んでいる人達の生活は様相をガラリと変えるなぁ、というところから（こないだ淡路島を見に行ったりしたこともあり）物事を色々と見ていこうと思ってます。
いいとか悪いとかではなく。
