[パリ 7日 ロイター] - 2018年に起きたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件の容疑者の1人とみられる男が7日、パリ近郊の空港で逮捕された。警察関係者らが明らかにした。

警察筋によると、男はサウジアラビア王室の元近衛兵で、サウジの首都リヤド行きの飛行機に搭乗するところだった。

在パリのサウジ大使館は「(逮捕された人物は)事件とは全く関係がない。直ちに釈放されることを期待する」との声明を発表した。

カショギ氏は18年10月、トルコ・イスタンブールのサウジ領事館に入るところを目撃されたのを最後に消息を絶った。米紙ワシントン・ポストに、サウジ政権に批判的な論説を寄稿していた。