[ベルリン 7日 ロイター] - 独欧州経済センター(ZEW)が7日発表した12月の景気期待指数は29.9で、11月の31.7から低下した。新型コロナウイルスの感染第4波、製造業の供給問題が成長見通しに影を落とした。ただロイターがまとめた予想(25.1)は上回った。

ZEWのワムバッハ所長は「ドイツ経済は最近の新型コロナ感染拡大からの打撃が顕著だ」とし、なかなか解消しない供給問題が生産や小売取引の重しになっていると指摘した。

現況指数は12.5からマイナス7.4に低下。コンセンサス予想(5.0)を大幅に下回った。

「期待の低下は、今後6カ月に成長が大幅に加速するとの期待の後退を示す」と所長は述べた。