[ロンドン 6日 ロイター] - 男子ゴルフのトービヨン・オレセン(31、デンマーク)は2019年、米国発ロンドン行きのフライト中、客室乗務員の胸をつかんだほか、ファーストクラスの席に放尿した疑いがもたれている。ロンドンの裁判所で6日、明らかになった。

オレセンは2019年7月29日、ブリティッシュ・エアウェイズのナッシュビル発ロンドンのヒースロー空港行きのフライトでアルコールと睡眠薬を摂取。その後、これらの行為に及んだという。

客室乗務員のサラ・ホワイトさんは声明で、トイレから出るのに苦労していたオレセンを席まで連れていった際、肩を押されたとし、「フライト中、オレセン氏から暴行を受けた。彼は私の指示にも従わなかった。27年間務めているが、フライト中にこれほど悪い態度を取られたのは初めてだった」と説明した。

また、別の女性はオレセンに手をつかまれ、手にキスされたと証言。BBCは「彼は右手を背中に回してきてから胸を触ってきた。ショックだった」とする彼女の発言を紹介した。

オレセンは席に戻ってから目覚めた後、別の乗客の席と通路に放尿したという。同選手はロンドン到着後、警察に逮捕された。性的暴行などの容疑に問われているが、覚えていないとし、否認している。