[シンガポール 2日 ロイター] - クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日、中国が台湾を威嚇し圧力をかけているため、台湾が自衛能力を維持するために米国の支援がますます必要になっているとの認識を示した。

東南アジアを歴訪中の次官補はシンガポールで記者団に、米国は台湾の支援に強くコミットしていると述べた。

「中国からの脅威と圧力が増すにつれて、(米国も)適切な方法で対処する必要がある」と指摘。防衛と通商面での支援を挙げ、「われわれは義務と約束を果たすつもりだ」と語った。

またマレーシア当局者と人身売買や労働者の虐待を取り締まる法律の強化について協議したと明らかにした。「マレーシアは被害者の保護と人身売買業者の取り締まりで一段の取り組みが必要だ」と主張した。

ミャンマー軍事政権への圧力を強めることについて、東南アジアの指導者らと意見交換したと述べたが、具体的な内容は明らかにしなかった。