この症状、どこを頼れば “死に近い病”の医療格差
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注目のコメント
「『摂食障害』って食べられないんでしょ?食べれば死なないじゃん。」
そう思うのも無理はありません。この病気はその知名度の割に、実像が理解されていないという問題があります。
摂食障害の死亡率は6-20%と、なんと他の精神疾患より高いです。
若い少女が罹患する事も多く、その損失は計り知れません。
また死因としては、衰弱死の他、身体機能低下による不整脈、免疫機能低下による感染症、並びに重症化、そして自殺も存在します。
更に問題なのは、治療が大変なことです。
特に重度の摂食障害で、まともにカロリーを長期間摂取していない場合、突然食べさせると、死にます。
これはリフィーディング症候群といい、豊臣秀吉による備中高松城攻めなどで、開場後に城内の兵士に粥を振る舞ったところ、次々亡くなったと言うエピソードが有名です。
このため重度の摂食障害は、入院の上、集中治療が必要なことすらありますが、本人に「病気である」と言う認識がない場合もあり、点滴を抜いたりしようとするため、この治療は非常に難渋します。
(これにより拘束治療を行わざるを得なかった医療機関が、患者に不当な拘束をされたと訴えられた事例もあります)
この様な背景から、記事中の指摘のように、内科や救命科、そして精神科、更には小児科などのチームが必要であり、決して治療は簡単ではありません。
是非このような記事を通じて、少しでも理解が広まること、そして適切な受診につながることを期待しています。アルコール依存症の方も記事の摂食障害の方も社会的背景があることが殆どです。現在は他職種連携で社会的治療が進みました。しかし医者は病院🏥で薬出すだけしか出来ない事が多いです。お住まいの市町村に相談し家族も巻き込んだチームでしか軽快は難しいです。
なぜ、患者数が多く、症状も深刻か疾病が
『十分な体制が整っているとされる『摂食障害支援拠点病院』は宮城、千葉、静岡、福岡の4つの県にしかなく』
なのだろうか。東京・大阪に無いのは明らかに異常事態だろう。