矢野論文が投げかけたもの
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注目のコメント
「財政を論じる知的サークルは、ある仮説の下で合意できる点とできない点を理性的に明らかにし、議論を深化させてほしい」
知的サークルとは何か不明だが、国民個々もよく考える必要がある。
「国民の意識を財政健全化の方向へ転換させたとまでは言えない」
「追加歳出総額も巨額で、補正としては過去最大の35兆9895億円。特例公債(赤字国債)と合わせ22兆580億円の国債追加発行も盛り込まれている。政治はバラマキ批判に痛痒(つうよう)を感じないのか、大盤振る舞いの感は拭えない」
財政の健全性と財政資金の使い途を考える事(バラマキ批判)は別物であり、区別すべきだ。
「「財政破綻」を厳密には定義していない。財政への信認低下から金利が急激に上昇したり、国債格付けが大幅に下がったりする状態なのか、さらに踏み込んで利払いが滞る事態」
後者で良いでしょう。
「あるエコノミストは「財政危機に警鐘を鳴らす良識派のアカデミズムの大勢は矢野論文に共感するだろう。しかし、拒絶反応を示すリフレ派のような勢力も依然存在する。両者の分断はこれまで以上に深まる」と指摘」
アカデミズムが重視するのは、財政資金の使い途であり、リフレ派はそれにはお構い無しに日銀が国債をかったから財政は健全としか言わないので、分断というより話が噛み合わないのだ。
「米経済学者のカーメン・ラインハートとケネス・ロゴフは10年前の著作「国家は破綻する」で、「今回は違う」と現状を正当化し財政危機リスクを過小評価する心理に警鐘」
米国経済学者はロゴフらに基本的には同意できるとしつつも、彼らのデータに基づいたシミュレーションが間違っている事を指摘した。米国の経済学者らは、少々の赤字財政は許容しており、日本の経済学者も均衡財政が良いなどとは考えていない。
バラマキ(使い途)を批判すれば、やれ緊縮だの言ってる一派は、財政破綻に話をすり替えているだけだ。
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