グリコ「アーモンド効果」躍進 植物性ミルクの販売金額が倍増
日経クロストレンド
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グリコ「アーモンド効果」が成長しているとのことで、ヒットの要因を分解してみる。
-市場背景:植物性ミルク市場が拡大
豆乳カテゴリーの2020年9月から21年8月の期間通算の市場規模は前年比7.0%減の450億円
中でも、グリコのアーモンドミルクが爆伸びしているとのこと
成功要因を分解してみると、
①既存資源を再定義
②新しいキーワードを生み出す
③既存商品カテゴリーとの違いを際立たせたPR
の3ステップで成功させている王道戦略
詳細を整理していきます。
①既存資源を再定義
グリコの既存資源を有効活用
グリコはアーモンドのバイオニア企業
>“1粒で2度おいしい”キャラメル「アーモンドグリコ」や「アーモンドチョコレート」で知られる江崎グリコは、日本におけるアーモンドのパイオニア企業でもある。硬くてかみ砕くのが難儀という課題に対し、飲料にすれば飲みやすい、続けやすいという発想の転換から、「飲むアーモンド」として開発された。
②新しいキーワードを生み出す
キーワード「アーモンド効果」というキーワードをつくり、
=おいしい×健康効果を両立した価値設計を行う
③既存商品カテゴリーとの違いを際立たせたPR
・牛乳、豆乳に続く“第3のミルク”と位置付ける
・テレビ朝日系情報バラエティー番組「林修の今でしょ!講座」で、「牛乳vs豆乳vs話題のアーモンドミルク」徹底比較と題してアーモンドミルクを取り上げる
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グリコはマーケティングがとても上手な会社なので、学びが多い。
そして、行き詰まったら王道の考え方に立ち戻るようにしたい。