[29日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は29日、先住民による銀行やその他金融サービスへのアクセス向上を目指す中で、先住民の健全な経済状況を考慮する必要があると述べた。

ボウマン氏は、カナダ銀行(中央銀行)が主催した先住民経済に関するオンラインイベントの講演で、「可能な限りの有力な手段を活用して、先住民や経済の周辺部にいる人々に全面参加の機会が与えられなければ、FRBは完全に成功することはできない」と述べた。

経済や金融政策の見通しには触れなかった。

ボウマン氏は、FRBは調査や先住民指導者らとの会合など交流プログラムを通じ、先住民社会が融資や金融サービスへのアクセスを向上できる方法を模索していると説明した。