地震から家を守る。はがきサイズの最先端「高減衰ゴム」
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注目のコメント
住友ゴムの「ゴム」の可能性について取材してきた連載も、今回で一旦は終了です。
MaaS時代の新しいタイヤ、ゴルフボール、そして最終回は「制震」。
そう、建物を地震の揺れから守る「制震」です。
「制震」のほかにも、「耐震」「免震」などがあって、相当詳しい人でないと違いはわからないんじゃないでしょうか。
私自身もそうだったので、今回はその違いもしっかり説明しています。
折しも今日は、いろんな人が地震について考える日だと思います。
ぜひご覧くださいね。ぜひ、建造物の制振だけでなく、超大型宇宙機の振動抑制とかに使って頂きたい。今、大型宇宙構造物は軽量化・収納性を高めるために折り紙工学とか薄膜を多分に利用しているので、薄さゆえに振動が起こりやすいです。アンテナの指向性や形状の維持の程度を高く求めると振動抑制は非常に重要な要素です。
逆に分厚くしても重さゆえに慣性が大きいので、いずれにせよ適用出来たらありがたい次第(重量増加がなければ)。放射線などの耐性が確認出来れば、色々試してみたい。
弊研究室の弾性体のトポロジー最適化の研究だと親和性が高そうなので、やってみたい。記事上ではぱっと見簡単な構造で対応されているが、もっと少ない材料で同程度の性能を発揮できる余地はあるはず。熊本城天守閣ですか。
大林が本当にこのダンパーを使ってるんでしょうか?
ただでさえ1960年に大林が建てた鉄筋コンクリート構造の天守閣ですから、地震動のシミュレーションに熊本構造研究計画所が絡んでいることも踏まえると、“どこにこのダンパーを追加して壁作ってるの?”という疑問が出てきます。
で、個人住宅向けだと、積水ハウスのと比較することができますので、日本国内で一戸建てを建てる分には大きいでしょう。
ビルの耐震改修で活かせるならすごーく大きなブルーオーシャンなんですがね。
あとは、25年ではなかなか個人住宅のメンテなんてやれませんから、50年を見据えた積層ゴムの硬化対策ですね。そこには期待。