[ローザンヌ(スイス) 26日 ロイター] - 人権活動家たちが26日、2022年北京冬季五輪への抗議として、国際オリンピック委員会(IOC)本部前で葬儀のまね事を行った。

来年の北京冬季五輪が開催されれば、中国は夏季五輪と冬季五輪の両方を開催した世界初の都市となる。しかし、同国はチベット人、ウイグル人に対する人権問題が問題視されており、開催国に決めたIOCも長期にわたり批判を受けている。

活動家たちは、五つの輪が連なるオリンピックシンボルとIOC設立年から現在まで(1894─2021)の日付の入った黒いひつぎを模したものを持ち、チベットの旗と「Boycott Beijing 2022(2022年北京大会反対)」と書かれたバナーを掲げた。

活動家の1人は、「IOC、あなたは私たちにとって死んだも同然。私たちはあなたに行動を改めるよう求めてきたが、変わることはなかった。だから、今後はあなたとは何もしたくない。国際的な政府にボイコットを呼びかけることにする」と述べた。