[台北 26日 ロイター] - 台湾を訪問した米下院議員団を率いるマーク・タカノ退役軍人委員長は26日、蔡英文総統と会談し、台湾は世界において「善に向けた力」だと称賛し、蔡総統の下で米台関係は過去数十年で最も生産的だと述べた。

下院議員5人は日本と韓国を訪問し、25日夜に2日間の日程で台湾を訪問。米議員団の訪台はこの1カ月で2度目となる。

タカノ氏は、自由で安全なインド太平洋に対する共通の責任がこれまで以上に強いものであることをパートナーや同盟国に思い出させるためにこの地域を訪れたと説明。「(蔡総統の)リーダーシップを称賛したい。あなたの政権下で、私たちの絆は過去数十年間で最も前向きで生産的なものになっている」と述べた。

その上で「われわれの関係が深まる中、台湾に対するわれわれのコミットメントは盤石で揺るぎないものになっている。台湾は民主主義の成功物語であり、信頼できるパートナーであり、世界の善に向けた力だ」と付け加えた。

蔡総統は議員団に対し「あなた方が注目している地域情勢に関して、自由と民主主義という共通の価値観を守り、地域の平和と安定を確保するため、台湾は米国との協力を引き続き強化する」と語った。