[25日 ロイター] - ワールドアスレティックス(世界陸連)が行った調査で、東京五輪の期間中に陸上選手に向けられた交流サイト(SNS)上の暴言のうち、87%が女性をターゲットにしていたことが分かった。世界陸連が25日に発表した。

調査はデータサイエンス企業などと共同で実施。対象となったのは世界陸連が選定した現役の五輪代表選手や元選手の161アカウント(女性81、男子80)。

投稿内容としては性差別、人種差別的なものに加え、根拠のないドーピングの告発なども含まれていた。

今回の調査では132件の暴言投稿が確認され、87%に当たる115件が女性を標的にしたものだった。

また、161人のうち暴言被害が確認されたのは23人で、16人が女性。また、暴言の63%が2人の黒人女性選手に向けられたものだった。