新生銀行、買収防衛策を撤回 SBIから社長受け入れ
日本経済新聞
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途中グダグダありましたけれど、SBI/新生銀行取締役会の対立(*)は当初想定通りの決着になりそうです。一昨年のヤフー/アスクルの対立と同様に、いわゆる敵対的TOBディールであっても、日本でも資本市場の参加者がある程度予見可能な「まともなところに落ち着く」というプラクティスがまた一つ貯まります。
今回のSBI/新生銀行のバトル、ヤフー/アスクルのバトル、リクシル騒動、東芝騒動は、それぞれ別個の取引ですけれども、全体を鳥瞰してみれば、日本の資本市場の高度化(正常化)に必要だった一連の大きなプロセスなのかもしれないなと思います。
* なお、今後は他の株主がSBIに対してTOB価格の引き上げを求めるなどの活動はあるかもしれません落ち着くべきところに落ち着いたとはいえ、着地のさせ方が気持ち悪く、腹に落ちません。リークの末の判断のような後味の悪い結末です。
どうせなら総会で議案を否決されたうえで、堂々と撤退すべきです。これで純粋にTOBへの応募率で決まることになりました。買収防衛策の取り下げの次は、賛同表明ですね。これまでのやり取りで一定交渉の経緯は示せましたから、どこかで賛同表明も出るのでしょう。そうすれば敵対的買収は回避されます。