[東京 22日 ロイター] - 神戸地裁は22日、関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー リテイリング傘下の食品スーパー2社の経営統合手続きを差し止める仮処分決定をした。

この地裁の判断に対して、関西スーパーは、「主張が認められなかったことは誠に遺憾」として、保全異議の申し立てを行う予定だと発表した。

関西スーパーの経営統合を巡っては、10月29日の臨時株主総会で集計に疑義が生じたとして、関西スーパーに買収を提案していたオーケー(神奈川県横浜市)が統合手続きの差し止めを求める仮処分を裁判所に申請していた。

オーケーはこの日の神戸地裁の判断について、「司法の良識ある判断が示されたもの」とのコメントを発表した。