認知症 脳の炎症の仕組み マウス実験で解明 東京医科歯科大
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注目のコメント
Nature Comunicationsのこの文献だな。pqbp1や関連しそうな言葉を英語でググると論文が出てきたので、英語とgoogleには感謝。
https://www.nature.com/articles/s41467-021-26851-2
ここでキーとなる「PQBP1」とはPolyglutamine-binding protein 1 の略で、成長や認知機能に関わることが知られているらしい。遺伝子操作でPQBP1の作用を全身で止めてしまうとマウスが死んだり大きな影響を受けたりするようなのでむやみやたらと阻害してよいわけではないだろうが、興味深い内容だ。
なおPolyglutamineというとスペルミジンのような機能性のある食品成分を思い出すが、スペルミジンが認知機能の改善に注目されていることと関係するかもしれないから深堀したい。
余談だが科学文献についてニュースを出すときは、「論拠となった論文を見ないと気になってしょうがない」というマイノリティの権利にも配慮してもらいたいものだ(笑)PQBP1はタンパク質合成にかかわるたんぱく質で、海馬の機能維持にかかわっている様子。これは体の疲労と似た仕組みだから、ずっと疲労状態に置けば認知症が進行しないということになるかも。
PQBP1 promotes translational elongation and regulates hippocampal mGluR-LTD by suppressing eEF2 phosphorylation
https://www.cell.com/molecular-cell/fulltext/S1097-2765(21)00052-6
ストレスでタンパク質合成が止まる仕組み
https://www.riken.jp/press/2019/20190503_1/index.html
栄養ドリンクのCMから「疲労回復」の言葉が消えた深いワケ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fdb790badf100c18afe0d5e12ba91f3dfcabf18c?page=3